井上和彦氏の講演会に参加

 軍事漫談家で有名の、井上和彦さんの講演会に参加してきました。お話の中で印象に残ったのは、「片側からの見方では、世界は半分しか見えない」ということです。
 建設の現場でも同じで、図面通りにいかない理由には、現場の事情があれば、地域の声もあります。どちらか一方ではなく、両側から見ることで初めて“ほんとう”が浮かび上がるのだと、改めて気づかされました。

 井上氏は、欧米史観だけに頼らず「現地ではどう評価されているのか」「日本の先人は実際どう受け止められてきたのか」という視点の大切さを語られていました。
 その姿勢は、私たちの仕事にも通じます。表から見える姿だけで判断せず、働く人の思い、地域の暮らし、未来をつくる子どもたちの視線…。
 いろんな角度から見つめることで、ようやく“まちづくり”の意味が深くなる気がします。

 歴史の中で評価された先人たちのように、私たちも常に学び、視野を広げ、地域のために誠実でありたい。
 今日の講演は、そんな思いを静かに強くしてくれました。

 これからも地域の未来に寄り添いながら、丁寧に歩んでいきます。

― 堀内大祐(株式会社堀内組 代表取締役社長)

ユニゾンプラザにて