冬将軍がくれた、ひとつの静けさ

昨晩からぐっと冷え込み、強い風が吹き付けました。 「西高東低」という言葉を聞くと、どうしても身が縮こまってしまいますが、今朝はふわりと雪が舞い降りただけの、静かな朝。

草木の枝が白く薄化粧をした姿は、思わず見とれてしまうほど綺麗でした。 現場に向かう途中、白く縁どられた木々を眺めながら、自然の“ちょうどよさ”にふと心がほぐれました。

大雪でもなく、まっさらな冬景色でもない。 この程度なら、子どもたちも「きれい!」と無邪気に喜び、大人も少しだけ肩の力を抜いて冬を感じられる。そんな穏やかな朝でした。

とはいえ、ここは雪国です。 いつ「本気の冬将軍」がやってくるかは分かりません。 過去には一晩で何十センチも積もり、除雪チームが眠る間もなく動き続けた日もありました。

けれど、あの厳しい経験のすべてが、今の私たちの確かな“備え”になっています。 社長として改めて思うのです。 「備えることは、誰かの暮らしを守ることにつながる」と。

雪をコントロールすることはできませんが、どう向き合うかは自分たちで選べます。 だからこそ——

もし本気の冬がやってきたら、そのときはどうぞ私たちに任せてください。 地域のみなさんが、変わらず安心して朝を迎えられるように。 私たちはいつでも、準備を整えて待っています。

雪椿も雪化粧