産業教育振興会に参加して — 地域を形づくる「本音」の会議

冬の気配が深まる冷たい雨の日。県央工業高校では、高校生たちの活気ある声が聞こえてきました。

この日は、地域社会と教育機関を結ぶ産業教育振興会に参加しました。 工業、商業、農業、看護系の高校関係者はもちろん、県、商工会議所、地域企業、PTAまで——普段は異なる役割を持つ人々が一堂に会しました。

私は加茂農林高校の担当として参加させていただきましたが、会議で交わされたのは、行政、企業、そして親としての“本音”でした。立場の違いを超えて、不思議と胸の内がぽろぽろと溢れ出ます。

しかし、そのすべての声に共通していたのは、「この地域をもっと良くしたい」という、ただ一つの強い想いでした。

  • 高校生の学びを地域産業に確実につなぎたい。
  • 地元の企業の魅力を、未来を担う子どもたちにもっと伝えたい。
  • そして何より、子どもたちが“自分の町を誇れる未来”をつくりたい。

建設業の仕事は、単に道をつくるだけではありません。 地域の人と人をつなぎ、未来への希望を形にする「土台づくり」の仕事でもあります。

今日の会議で、その思いがまたひとつ確かなものになりました。 これからも、この地域を支える皆さんと一緒に、ゆっくりでも確実に、未来を盛り上げていきます。

― 堀内大祐(株式会社堀内組 代表取締役社長)

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