メリークリスマス

毎年12月25日。 堀内組では、社員全員にクリスマスケーキとチキンをプレゼントするのが恒例となっています。

夕方、事務所の一角にずらりと積み上げられた箱を見ると、「ああ、今年もこの日が来たな」と、張り詰めていた気持ちが少しだけゆるみます。

私自身、子どもが小さい頃は、クリスマスといえば一大イベントでした。 サンタさんを信じ、ケーキのろうそくを数え、朝を待ちきれずに眠る子どもたち。 でも、成長するにつれて、その“特別感”の比重は少しずつ下がっていきます。 それは寂しさでもあり、同時に、子どもが育ったという頼もしさでもありますね。

日本は「八百万(やおよろず)の神」の国。 クリスマスもあれば、お釈迦様のはなまつりもある。 絶対的じゃない、この日本特有の“ゆるやかさ”が、私はけっこう好きです。

何かを強く信じなくても、季節を感じ、誰かを思う時間があれば、それでいい。 難しいことは置いておいて、今夜は理屈抜きでケーキにかぶりつこうと思います。

そんな日があっても、いいですよね。 みなさんも、どうぞ素敵な夜をお過ごしください。

― 堀内大祐(株式会社堀内組 代表取締役社長)

社員分のケーキが並ぶ