雪景色にも鳥 白銀の世界で出会った、おしゃれな冬の客人

今年の冬は、雪が本当によく降りますね。 朝、現場に向かう前に外を見ると、そこには白い世界が静かに広がっていて、すべての音まで吸い込まれたようです。

そんな雪景色の中、ふと目をやると、雪の花が咲いた桜の枝に小さな影がありました。 一羽の鳥がちょこんととまっています。 調べてみると、その鳥は「ウソ」。 首元がほんのり赤く、まるで赤いマフラーを巻いたおしゃれさんのようでした。

また別の日には、会社の玄関先で雄の「シジュウカラ」にも出会いました。 こちらは黄緑色のストールを羽織ったような背中が、白銀の中でとても凛として見えました。

意識して見てみると、この冬の厳しさの中でも、たくさんの命が当たり前の日常を生きています。 黙々と仕事をしている建設現場も、実は同じなのかもしれません。 寒さにじっと耐えながら、誰かの暮らしを支えるために動いている。

雪かきや足元の悪い道で、つい下ばかり見てしまいがちな季節です。 でも、ときには空を見上げてみる。 そうすると、厳しい毎日は少しだけ優しく、彩り豊かになる気がします。

― 堀内大祐(株式会社堀内組 代表取締役社長)

雪の枝の中に「うそ」