青空からの星空、そして「凍み渡り」へ 50歳の挑戦と変わらぬ記憶

ここ雪国ではちょっとめずらしい天気でした。 朝から青空が広がり、夜には星がくっきりと瞬く。 こんな好天の翌朝は、決まって放射冷却で冷え込みます。案の定、水たまりには薄く氷が張っていました。

最近は温暖化の影響でしょうか、昔のように鼻の奥がツンとするほど冷え込む朝が少なくなった気がします。 でも、こんな朝に出会うと、ふと子どものころを思い出します。

冷え込んだ朝の楽しみといえば、「凍み渡り(しみわたり)」。 カチカチに凍った雪の田んぼの上を、学校へ向かって斜めにショートカットして歩く。 恐る恐る一歩ずつ踏み出し、ときどき「ズボッ」と足が抜かるのも、今思えば楽しい冒険でした。

そんな40年前にタイムスリップした気分で、久しぶりに氷の上に乗ってみました。が、悲しいかな50歳の体重には耐えきれず、氷は見事に割れました。想い出は変わらずとも、体型は変わったみたいです。(笑)

自然は毎年同じようでいて、少しずつ変わっています。 けれど、心の奥に残る風景や感覚は、色褪せることなく今も生きています。

建設の仕事も同じかもしれません。 時代や技術は変わっても、誰かの「記憶に残る仕事」を積み重ねていきたい。 割れた氷を見つめながら、そんなことを思った朝でした。

水たまりの氷 凍み渡り失敗