AIは使いよう。点数の先にある力

大学入学共通テストを受けたみなさん、そして一番近くで支えてこられたご家族のみなさん。 本当にお疲れ様でした。 この冬の寒さの中、プレッシャーと戦いながら机に向かう背中を思うだけで、胸が熱くなります。

さて、最近こんなニュースを目にしました。 最新のChatGPTが、共通テストなどの試験で9教科で満点、15教科平均97%の得点を叩き出したそうです。 知識の量や正確さだけなら、AIがいとも簡単に人間を追い越してしまう。そんな時代が到来しています。

私自身も、仕事でAIをフル活用しています。 コードを書かせたり、メールを要約させたり、プレゼン資料をつくったり。時には音楽や動画の生成まで。 昔から「ハサミは使いよう」と言いますが、今はまさに「AIは使いよう」の時代になりました。

30年以上前、センター試験を受けた私の得点率は……大したものではありませんでした(笑)。 それでも今、建設会社の社長として現場に立ち、仲間と汗をかき、地域の役に立つ仕事ができている。 点数だけでは測れない「何か」が、人を育て、道を切り拓くのだと実感しています。

知識の部分は、これからますますAIが補ってくれるでしょう。 だからこそ、人間にしかできないことが輝きます。 自らの頭で「考える力」。 失敗を恐れずに「やってみる勇気」。 そして、相手を思いやる「心」。

これからの仕事を支えていくのは、そうした人間力です。 建設業も同じ。未来をつくるのは、いつだってAIではなく「人」です。

受験の先には、点数や偏差値だけじゃない、もっと広くて面白い世界が待っています。 まずはゆっくり休んでくださいね。

― 堀内大祐(株式会社堀内組 代表取締役社長)

耐える梅のつぼみ