土と向き合い、神様に見守られて 創建1300年の青海神社と、土の神様・土生田神社

朝、現場に向かう途中。 青空の下に静かにたたずむ神社の前で、ふと足を止めました。 加茂市の鎮守様、青海神社です。 今年で創建1300年を迎えると聞き、数字の凄みよりも「よくぞここまで続いてきたなぁ」という素直な感動が湧いてきました。 毎日のように通っている見慣れた道なのに、改めて見上げると背筋がすっと伸びるのを感じます。

加茂の文化の象徴である青海神社。そして、お隣の田上町には「土生田神社(はにゅうだじんじゃ)」があります。 こちらも1100年以上の歴史があり、平城京の頃に創建されたとも言われる古社です。 実はここで祀られているのは、「土」の神様である埴安(はにやす)の神。 土木工事や農業、つまり“地面と向き合う仕事”を司る神様なのです。

土を掘り、ならし、形にする。 私たちの仕事は、昔も今も本質的には大きく変わりません。 便利な機械や技術は増えましたが、最後に頼りになるのは、やはり自然と向き合う人の知恵と心です。 だからこそ、地域に根づくこうした神社は、単なる歴史的建造物ではなく、今を生きる私たちにとって大切な「心の拠り所」なのだと思います。

長い年月、地域を見守り続けてきた神様たち。 その存在があるからこそ、私たちは今日も安心して土に触れ、暮らしを支える仕事ができる。 そう考えると、建設業というものは、とても人間らしく、温かい仕事だと感じます。

これからも地域とともに。 土と向き合い、人と向き合いながら、次の世代へバトンをつないでいきたいと思います。

― 堀内大祐(株式会社堀内組 代表取締役社長)

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