献血という小さなヒーロー 命を守ることも、私たちの「現場」です

先日、建設業協会の活動として献血に行ってきました。 支部の前に大きな移動献血車が2台止まっている光景を見ると、地域のために動いている実感があり、なんだか少し誇らしい気持ちになります。これは私にとって、年に2回の身近なボランティアです。

しかし最近、気になる話を耳にしました。 建設業で働く人が減っていることに比例して、献血に協力できる人数も少しずつ減っているそうなのです。 現場で汗を流す仲間が減るということは、インフラを支える力だけでなく、こうした地域社会の「支え合い」の力も減ってしまうということ。改めて、この仕事が地域に与える影響の大きさを痛感しました。

今回は、若手社員も一緒に連れていきました。 彼にとっては、人生初の「献血デビュー戦」。少し緊張した面持ちで受付を済ませていましたが、戻ってきたときには「やり遂げた」というほっとした笑顔を見せてくれました。 「400ミリリットル、よく頑張ったね」と声をかけると、照れくさそうに、でも力強くうなずく姿がとても頼もしかったです。

道路や橋、河川を守るのが私たちの本業です。 けれど、こうして誰かの命を直接的に守ることも、立派な「守り人」の仕事だと私は思っています。

特別なことである必要はありません。 1時間弱でできる、小さな勇気。 そんな一歩を若い世代と一緒に積み重ね、地域を守る力を育てていきたい。 建設業の未来は、こうした「誰かのために動く心」の先にあるのだと信じています。

― 堀内大祐(株式会社堀内組 代表取締役社長)

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