ひとはこ図書館がつなぐまちと人

 調布市市民センターの一角に、手作りの「ひとはこ図書館・えんがわ文庫」があるのをご存知ですか?リンゴの木箱を使った温もりある本棚には、それぞれの“オーナー”が選んだおすすめの本が並びます。テーマは自由。心を癒す絵本、人生のヒントになる本、子どもの好奇心をくすぐる科学本など、どれも読んでほしい一冊ばかりです。

 図書館というと堅苦しいイメージがありますが、えんがわ文庫は「ふらっと立ち寄れる、気軽な本の縁側」。ちょっと疲れた日、子育ての合間、仕事の休憩にぴったりの場所です。

 府中市で始まったこの取り組みは、公共施設と市民の知恵がつながった公民連携の好例。地域の中に小さな文化の灯がともり、まちづくりにもつながっています。

 私たち建設業も「まちの土台」をつくる仕事として、こうした取り組みに学びながら、地域に希望を生み出す一員でありたいと考えています。

こんな空間が欲しい