縮小する地域で未来を築く、建設会社の挑戦

堀内組のある加茂市・田上町は多くの地方小都市と同じく、人口減少と高齢化が進んでいます。地域を支える建設会社には新たな役割が求められていると感じます。ただインフラを整えるだけでなく、地域の未来を見据えた取り組みが必要です。

地域資源を生かした持続可能なまちづくり

例えば、堀内組も生産組合員でかかわっている道の駅たがみでは、地域の特産品であるタケノコや梅、小さなイベントを積み重ね、年間60万人もの観光誘致につながっています。こどもの日のイベントでは、はたらくくるまの試乗会を開催し、建設機械や除雪車を親子で楽しんでもらいました。これは地域の魅力を発信する絶好の機会だと感じています。

除雪の強化で安心な地域へ

地方での生活には、災害への備えも欠かせません。近年多発する地震や水害、そして雪への対応も災害対策と考えます。たとえば、堀内組では7台の除雪車を運航しています。冬の朝、いつも通りにスタートできること、これも建設業の使命です。

次世代の担い手を育成する教育の場を

地域の子どもたちが将来の建設業を担えるよう、技術者教育やインターンシップを通じて次世代育成に力を入れることが重要です。加茂農林高校への一日出前授業や、新潟県央工業高校・加茂市内の中学生インターンシップを通じて、達成感を感じられる場を提供しています。

縮小する地域において、建設業は単なる「工事業者」ではなく、地域を元気にする「創造業者」として進化するチャンスを与えられています。共に未来を築くため、地域の一員として、持続可能なまちづくりを実現しましょう。

除雪車を親子で体験