都市部と地方の公共交通の現実

 先週、まちづくりの研修で関西~四国~岡山を視察してきました。大阪市内や神戸市内では、JRや私鉄・地下鉄など鉄道網が張り巡らされ、徒歩圏内で視察できる範囲が非常に多く助かりました。

 神戸から四国徳島への移動は高速バスを利用、乗客は10名ほど。隣の淡路島行きのバスは大行列、次々バスが来て行列を裁いていく、企業進出で盛り上がる淡路島の現状を目の当たりにしました。

 徳島から神山町へはレンタカーで1時間。徳島駅から神山へはバスが毎時1本出ているが、高校生の通学がメインなので、生徒の減少がバス廃止につながると地元の危機感は非常に強かったです。

 徳島から香川県善通寺までは吉野川に沿って特急列車で移動しました。夕方帰宅時間と言うこともありそこそこの乗車率。でも3月のダイヤ改正で特急列車が削減されるとのこと、JR四国の経営は厳しいと地元の方は他人事のようにつぶやいていました。

 需要があればもちろん便利になっていく、反対に需要が減ったら減便廃止は避けられない現実。神山の危機感と地域の諦めにも似た他人事。待ったなしの選択が我々にも突きつけられる感じがしました。

 そんな中でも地域を盛り上げるために何ができるか。堀内組と一緒に取り組んでみませんか。