加茂の匠に学ぶ、心を育てる時間

 先日、新潟大学の社会開放演習の研修に学生たちと一緒に参加しました。訪問先は、現代の名工に選ばれた建具職人と、里山で循環型農業を実践する第一人者。どちらも地域に根ざし、試行錯誤を繰り返しながら技術と信念を磨いてきた“加茂の匠”です。

 職人の背中から伝わるのは、ひたむきに物事に向き合う姿勢。決して派手ではないけれど、その凛とした姿には深い説得力があります。農業の現場では、自然と共に生きる厳しさと美しさを学びました。人と自然が繋がることで、地域も元気になると実感しました。

 私たち建設業もまた、地域を支える“匠”でありたい。若者たちが加茂の魅力に触れ、「こんな仕事がしたい」と思えるきっかけづくりをこれからも続けます。未来をつくるのは、今を生きる私たち自身です。

持続可能な里山農業